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関東大会 競技7日目

12月23日を以って、約1週間の関東大会の全日程が終了しました。
大会最終日の様子を簡単ながら報告します。

大会最終日の23日は当初の予報通り、朝から猛烈な風が吹いて、到底グライダーを飛ばせるような状況ではなく、最終日の為にもともと競技終了時間が早く予定されていたこともあって、早々に競技中止の判断が下され、撤収となりました。
この時点で今大会の結果が決まったことになり、予選通過ラインぎりぎりだった東大24チームは逆転される虞がなくなってホッと一息といった感じでしたが、逆にこれまでにポイントも高度も獲得できずにいたジュニアチームは最後のチャンスを奪われてしまった形でした。

ランウェイでは機体を曳航しなくとも風上に機首を向けただけでエアボーンしそうな勢いで風が吹き、その風を警戒して各校協力し合いながら機体ばらしが行われました。
この日は風は強いものの、空は晴れ上がって日射があり、ところどころにはサーマルを期待できそうな雲も浮かんでいて、選手はそんな雲を残念そうに見上げていました。

東大は午前中に撤収作業を終え、その後14時から閉会式が行われました。
大会の最終結果は以下の通りです。

団体の部
1位.慶應ディスカス   2000点
2位.早稲田LS       519点
3位.日本大学B      469点
4位.法政B         259点
5位.青山23         38点

個人の部
1位.船曳(慶應)     2000点
2位.和田(早稲田)    519点
3位.小森(日大)     469点
4位.金子(法政)     259点
5位.井口(青山)      38点

全国大会出場チーム
東海6、日本大学A、日本大学B、青山23、東大24、法政A、法政B、早稲田LS、早稲田23、防大21、慶応YS、慶應ディスカス

東大チームは24、ジュニアとも、残念ながらポイント獲得はできませんでしたが、24が獲得高度によって全国大会への出場を決めました。24チームの選手の方、おめでとうございます。全国大会ではぜひ優勝目指して活躍してくださるよう部員一同応援します。
また、ジュニアチームは惜しくも予選落ちとなってしまいましたが、選手は全員3年生であるので、来年こそは全国大会へ進出し、活躍してくださるものと期待します。
きっとその時は24でチームを組み、ジュニアには今の2年生か、もしかすると1年生が選手として搭乗することになるかもしれません。

それでは、来年3月の全国大会に向けてこれから準備を進めてゆこうと思います。
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関東大会 競技6日目

おはようございます。赤嶺です。

昨日の事です。
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これはどこでしょうか。
解:妻沼湖(湿原)

一昨日夜からの大雨は昨日のランウェイに湖をもたらしました。
午前中は小雨が降っていたのですが、午後からは条件もありそうな天気に。
しかしご覧のランウェイ状況から競技は行われませんでした。

今日競技ができていることを祈ります。


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↑この画像が削除されていたら牧野による検閲削除が行われたことを示します。

関東大会 競技5日目

一点の穢れもない完璧な空気の塊。


-----------ああ。

空気が全く動いてない。昨日おとといもそうであったが今日はそれらを遥かに凌駕する空気の動きのなさ。
もう上がった機体は初めから地面のみを目指して降りてくる。

ルーチンワークのように機体が並び、前へ進み、端索をつけられ飛ばされていき、そしてまた並ぶ。

この空気を変えるのは誰か?この作業ともいえる単調な繰り返しの連続に誰が革命を起こすのか・・・

とある大学がショルダーを開始。それに引きずられ次々とショルダーに入る機体が増えてくる。

この特異ともいえる気象のなか、ピストが下した判断は

「1時30分最終発航」

---------

もはや大会特有の長蛇のラインナップはなくなり通常訓練のような機数のみを残しほとんどの学校が撤収を開始した。

我々の競技5日目は終わる。

関東大会 競技4日目 

夢を見た。
相部屋の他大学の誰かが雨で今日はノーコンです、と言っている夢を。

本日は風が土手だったり背風だったり川だったりと風向ベクトルが著しくその向きを変化する日だった。
実際今日は「今日という日が、この2010年12月20日という日が我々の住む宇宙に無かったとしても全く大会の順位に影響を与えない」と言えるような条件で、ほぼすべての機体が、ウインチによる位置エネルギーを得た後は、そのエネルギーを単調に減少させて帰ってくるというパターンを繰り返していた。

 どの選手もあきらめていたその時・・・・・・


のような展開になることもなく、この記事を書く身にとっても、ダイナミックでポップな内容を読者の皆様にお伝えできないのは大変悲しくまた遺憾としか表現できないような一種の感情にさいなまれるのである。

最後になってしまいますが、せめてもの見せ場としてほぼすべての機体がラインナップしている写真をお見せしたいと思います。(昨日のとったものですが・・・)

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まるで無限長のリトウェイに有限でない数の機体が並んでいるようにみえます。目の前の機体がW24です。クルーのシフト表から推察するに、明日は唯一無二の泊まりクルーである古川が記事を書く日となっています。はたして彼女は初めての記事を書いてくれるのでしょうか?

関東大会 競技3日目

いやなんと特筆すべき点のない日か。
午前中はだれが見てもサーマルなんてない。空気の動きを表す波動関数の時間微分は妻沼周辺では0であっただろう。
どの選手も周期運動の式に従うように離着陸を繰り返す。これは数学的には美しいが、選手にとってもクルーにとっても精神的肉体的によくないことは明らかだ。

そんな中、一人の男がランウェイでひざまづいている。いったい何をしているのだろう?妻沼の土でも拾って帰ろうとしているのか?彼が頭をもたげるその先、東大3年生チームの機体である東大Jr.の垂直尾翼の左側、そこには不気味にほほ笑む太陽。やつはサーマルをつかさどる天使だ。
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閃光。その一瞬のあと-----------


「千代田クリア。高度700。」
「先ほど千代田クリア。」

各機からワンポイント達成の無線がはいる。妻沼を支配する空気の層が、胎動を開始した、己の存在を急速に主張し始めた。

しかし、---------

「まだだ。」
神納が言う。彼の説明ではまだ機体の飛行軌道はz軸方向の微分が可能な程度の緩いものだということだ。なるほど、ランウェイ付近に機体が集中しすぎている。拡散していく様子はない。あがりが弱いために遠くへは行けないようだ。ランウェイ上空の領域の機体密度が次第に高まっていく。そしてついに

「機体が集中しすぎているので発航を一時見合わせます。」

交通規制?!初めてみました。発航を目前にして大空へのゲートを閉じられた東大Jr.のパイロットがコックピットのなかで何か言いたげにしているが、翼端をやっている俺には翼を伝わってその思いが嫌なほど伝わって---こない。そんなことより剥がれかけているベンチュリー管のビニールテープをだれに張りなおしてもらおうかと必死に悩んでいたところなのだから。

関東大会競技1日目

大会競技初日!!

剱田がレポートします。

午前中に開会式があって、いよいよ競技が開始されました。
定刻通りの競技飛行開始後、続々と機体が飛び立ち、続々と着陸し・・・ 前半はみなさん上がりきらず「離着陸の練習だわ―」とかいう声が所々で聞こえる状態でした。後半は一気に浮いてはサーマルがしぼんで一気に帰って来るというのを何回か経験したあと、安定して滞空するようになりました。

東大チーム(Jrチーム、W24チーム)は周回やポイントこそ無かったものの滞空をして高度を得ていたようです。

競技後のインタビューで3年Jrチーム岡本さんは

「1発目は離脱後すぐに+2にあたりウハウハだったが川を渡った途端○にたくなった。」
「2発目はサントリーで+3にあたりウハウハだったが見失った途端○にたくなった。」
「大会長いからこれからです。」

と述べていました。

【大会成績】
1慶応D 1000点
2早稲田LS 259点
3日大LS 209点


そういえば今日の様子は18:30ころNHKで放送されていたようです。ご覧になった方はいるのでしょうか。帰宅してから母と姉からNHKで見たと報告をうけました。なんだか若いお兄ちゃんが「上位に入れるよう努力します」的なことを言っていたとか。誰でしょうね。4分間くらいは放送されていたと言っていましたがどうなんでしょうか。


何がともあれ写真で様子を感じ取るのがブログのお役目。

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開会式にて選手宣誓。我らが主将の堀さんが司会を務めました。もちろん標準語。

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開会式直後にいきなりピストチェンジ! 早朝から陸送したクルーの甲斐なし…

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東大様の機体はなんとFUGAで引かせていただきます!!監督ありがとうございました!
いつに無くおいしい排ガスでしたw

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翼端のハンドリングが下手過ぎて、土本さんが我慢しきれず交代!
はれてニートになった牧野。後をついていくしかありません。

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競技飛行前に入念に調整をする土本選手(w24チーム)と

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その横で暇を見つければ倒れこむクルー(小生と牧野)

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関東大会は機体が多い。全部で19機のラインナップ

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関東大会一発目が定刻通り離陸。それを見つめる土本選手の心境やいかに。

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岡本選手もJrで飛び立ちます。土本選手も岡本選手もバッタ型ではないのでクルーも助かります(笑

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撤収風景。何をするにもずらりと並ぶので良い絵が撮れる大会です。

関東大会練習日

今日は関東大会2日目。練習フライトの日でした。
朝から頭上には、石綿を吹き付けた作業場の天井が東京から埼玉の北の果てに至るまで広がり(十分に広いため関東平野近傍において無限広がりをもつと近似できます)、事実上空は風が強いのか幾多の雲が列を為し梁を形成し安定感をもってその天井を支え(石綿同様健康に、呼吸器に悪いのですが)、気温について言及すると本当に寒いとしか言いようがなく(痛いほどに心底体感しました(というより痛感しました(過度の寒さは痛みと等価なのです)))、もっとも風があまり吹いていなかったことだけが幸いでしたけれども、これを幸せと呼ぶことに私はしばしのためらいを覚えずにはいられないのでした。

選手は明日からの競技に向けて1発ずつフライトを行いました。ピスト横でゴールの練習などをしておりました。それらをすべて終え、撤収作業もすませ、現在は16時からのMTGを待っているような状況です。
大会後には是非おいしいものが食べられるよう、クルーとして、暖かい機体押しや宣言板の撮影などを心がけ、精いっぱい選手を支えていきたいという気持ちを強く持っていきたいと考えております。
みなさまも応援のほど、よろしくお願いします。選手は上空500m付近で戦うわけですから、みなさまが選手の健闘を念じてくださればそれは、おそらく東京あたりからであれば建物などに妨害されずに直接的・直線的に届くモデルがかなりの妥当性をもって適応できるのではないでしょうか。

関東大会集合日

今日は関東大会集合日でした。

特に記事にすることもなく、平穏無事な一日でした。
堀がゴール判定用の大会機材を破壊した以外は。


明日は練習日です。

11月合宿終了!

1週間の11月合宿も無事に終了しました!

今合宿は訓練時間に雨が降らず、強風も無かったため、天候による訓練の滞りはありませんでした。
9月合宿のようにトラブルの嵐ということもなく、最近の合宿と比べれば効率よく訓練ができていたと思います。

最終日は慶應のウィンチマンも納得の発数が上がり、ほとんど(全員?)の1年生が一日で5発回りました!

今合宿の成果は・・・

3年 堀  ファーストジュニア!
2年 赤嶺 ファーストソロ!セカンドソロ!
2年 古川 ファーストソロ!
2年 牧野 ファーストソロ!
2年 剱田 ファーストジュニア!

そして、OB1年東さん 教育証明試験合格!

(※)他に成果上げてるのに書かれていない人は追記お願いします。。


毎日のようにメデタイことがあり、充実感がありました。


それでは写真にて、、



岡本瀧本duo.MOV_001763728
前席3年岡本、後席3年瀧本

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2年剱田ファーストジュニア

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ファーストソロに向けて飛行前点検を進める2年牧野

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予想に反して3番手でファーストソロに出た2年古川
ハンバーグを切ったら箸が折れる。しかも2本とも。
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『この大空に、翼をひろげて』たった一つの青春がここに― 風戸依瑠Ver